女王陛下の御言葉

愛の帝国..ジンニスタンの皆さま
私は巡礼の旅を早めに切り上げて舞い戻って参りました。
帝国は恙無く、麗しく、緑の丘は光り輝き、鳥は戯れ
今も変わらず皆様の心には愛が満ち溢れています。

されど、皆さまの心に得体の知れぬ恐怖が忍び寄っているといいます。
邪悪な生き物が、北から東から西から私共の生き血を求めて迫ってきていると。

私たちの帝国は愛という名の下に不滅であり、朽ちることはありません。
私たちが、その恐怖に愛を見失ってしまうことさえなければ...

刃で攻めてくるものには刃で立ち向かわねばなりません。
しかし、右手に持った剣よりも、
さらに心のなかの愛の剣をそれよりももっと高く掲げて
その輝きに邪悪なもの共の目が眩み恐れをなすほどに
みごとに愛の戦いを挑みましょうぞ。

あの者たちはほんとうに不幸な者たちです
一番哀れな者は 愛されない者ではありません 忘れられた者でもありません
一番哀れな者は 愛しようとしない者です

あの邪悪な者たちは、愛されないがために
愛に飢えた亡者となって、人を喰らうようになったのです
たとえ、愛されない者であっても、愛そうとした者は救われるのです

このようにabianⅠ世は語った。