女王の帰還 その3

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ランドルフ侯爵は帰還した女王に帝国に迫る危機について詳しく報告した。

「帝国の人々の愛は揺るぎのないものですが、邪悪な影は四方から忍び寄ってきています。

北方の暗黒ドラゴンフォース軍団・・その赤く輝く目を見ただけで、人は邪悪な心に支配され、暗い欲望のために血と死体を欲するようになるという。北へ旅した人々は殺されてしまいました。

東のキムソン帝国は自国の民を餓えさせ収容所に入れるだけでは足りず、わが帝国の良民を数十人さらってしまった。

さらに東のアメンボ王国は恐ろしい武器を作り続けていて、戦争をけしてしないわが国を標的にしようとしているらしい。すでにアメンボ王国に破壊され尽くした国は3つ、正義のためと言いながら、儲けと自分の快適な生活のために戦争をしかけているのです。

西にはおぞましき悪魔に心を売ったクレイドル王の国が愛の帝国の滅亡を画策しているといいます。

北東には魔女エリザベート・バートリーが居城を構え、若い乙女をさらいに来ています。」

女王:
「それで、南には。。。」

ランドルフ侯爵:
「はい、南には・・太陽が燦燦と輝いております♪」