女王の帰還 その4

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女王:
「おほほ(^0^*オッホホ..
それならば、だいじょうぶですね。
『太陽があるかぎり希望はあるものだ*1』と申しますからね。
それに、南にはあの心気高きラプソディー騎士団がいますから。」

ランドルフ侯爵:
「女王陛下、しかしながら楽観は禁物です。とにかくもっとも危険な北方の暗黒ドラゴンフォースをこの国に近づけてはなりません。われらは武器もなくドラゴンもいないのです。
それなので、すでにラプソディー騎士団とそのドラゴンたちには北の辺境地域の守備に出動してくれるよう要請してあります。北の空には、それは恐ろしい暗黒の雲がどんどん湧き上がっているといいます。人々は恐れおののいています。」

女王:
「そうですか。それならばラプソディー騎士団が一人も暗黒ドラゴンの犠牲にならぬよう、エメラルドの剣*2を送りましょう。

ランドルフ様。私たちは愛の帝国の名にかけて、武器を持って血を流し戦うことはけしてしてはならないのです。
しかしながら、何もしなければ、帝国の人々は次々に邪悪な欲望のために殺されていってしまうのです。
ならば、どうすればよいか?
まず、私たちが心の戦いに勝たねばなりません。
どのような恐ろしい力の前にも怯えては負けです。
愛の力を信じなければなりません。愛が魔法となるほどに愛のパワーを集結するのです。

国中の人たちが楽しんで愛に満たされるようにフェスティバルを。
そして、異国のお客様をお迎えして盛大な晩餐会を開きましょう。
ホワイトドラゴン公国の白亜王さまにも招待状をお出ししてください。あの国のドラゴンはとても強いらしいですから。

*1:ミゲール・デ・セルバンテス・サーベドラがドン・キホーテのなかでそう言ったとか

*2:愛の魔法がかけてあるのでこれをもっていればドラゴンに金棒